オペラ勧進「歌と芸術よもやま話」
2013年 12月 04日
オペラ勧進 No.64 2013年11月15日(金)
今月の一言
<再演の怖さを思う>昭和名人伝「人情噺 描写、間の絶妙 六代目三遊亭圓生」より
ネタ下ろしの時は結構受けても、2度目は逆に受けないことがある。どうしてでしょうと問うと、師匠は答えた。
そりゃ、芸というのは砂の山なんだ。(略)一歩登ったと思ったら、実は一歩崩れている。
(略)だから、芸の山を登ろうとするなら、崩れるスピードより、早く登らなきゃいけない。
圓生の魅力は人物描写の確かさと、間の絶妙さにあるという。登場人物をしっかり描き、人物たちを前に押し出すのが圓生の芸なら、噺の中に演者自身が入って行く志ん生の芸はその対極にあるという。今更ながら昭和の名人芸を体験できなかったのが悔やまれます。 2013・10・25 読売新聞
特定非営利活動法人オペラ彩 和田タカ子
今月の一言
<再演の怖さを思う>昭和名人伝「人情噺 描写、間の絶妙 六代目三遊亭圓生」より
ネタ下ろしの時は結構受けても、2度目は逆に受けないことがある。どうしてでしょうと問うと、師匠は答えた。
そりゃ、芸というのは砂の山なんだ。(略)一歩登ったと思ったら、実は一歩崩れている。
(略)だから、芸の山を登ろうとするなら、崩れるスピードより、早く登らなきゃいけない。
圓生の魅力は人物描写の確かさと、間の絶妙さにあるという。登場人物をしっかり描き、人物たちを前に押し出すのが圓生の芸なら、噺の中に演者自身が入って行く志ん生の芸はその対極にあるという。今更ながら昭和の名人芸を体験できなかったのが悔やまれます。 2013・10・25 読売新聞
特定非営利活動法人オペラ彩 和田タカ子
by operasai | 2013-12-04 02:05 | オペラ勧進