オペラ勧進「歌と芸術よもやま話」
2021年 12月 12日
オペラ勧進 No.162 2022年1月14日(金)
今月の一言 感謝を込めて
特定非営利活動法人オペラ彩 和田タカ子
10月1日緊急事態宣言が解除になり活動開始。オペラ「カルメン」上演までに残された日は2カ月半。しかも初のフランス語上演とあって、誰もが成功を危惧する中で立ち上げたプロジェクトでした。これまでのように制作全般にかける時間はない。何を選択するかを決めなくてはならない。作品構築こそが制作者の使命、と心に決めて走り続けた70日余り。
公演が近づいたある日、和光市駅前で「和光おもてなし隊」ののぼりを目にしました。「これぞ天の啓示」とばかりに、急遽、手配のできていなかった本番当日の受付業務をおもてなし隊の皆さんにお願いしました。快く引き受けて下さった皆様への御礼方々、先日「和光おもてなし隊」の総会に伺いました。そこで初めて、「小さな親切運動」が源流にあること、その運動の提唱者が茅誠司先生であることを知りました。
その昔、私が勤務していた学研で、月に一度、東大総長を退任されたばかりの茅先生、井深大ソニー社長、秋山ちえ子先生、ヴァイオリン・メソッドの鈴木鎮一先生等が出席されて、「幼児教育財団」立ち上げの準備会が開かれていました。その後、学研、ソニーそれぞれが財団を設立。現在も活動していることを知り、在りし日を思い出し、感慨深いこの頃です。
by operasai | 2021-12-12 23:44 | オペラ勧進 | Comments(0)